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身長が低いほどジャンプ力は高くなる?
「身長が低い」「高さで負けてしまう」これらはバスケットボールやバレーボールなど、高さが重要なスポーツでは、誰もが感じる壁です。
なぜなら、日本人は世界の高身長の国々に比べたら、平均身長が低いからです。身長や高さの問題は高いレベルに挑戦していくほど、誰もがぶつかる壁です。
もちろん、身長が低ければその分だけ高くジャンプすれば良いのですが、本当にそんな事は可能なのでしょうか?
今回は、身長とジャンプ力の関係性について検証してみます。
結論:身長は低いほど、ジャンプ力は高くなりやすい!
意外な事実かもしれませんが、純粋に高いジャンプ力を手に入れるだけなら身長が低い方が有利なのです。
傾向として、身長が高い人ほどジャンプ力は低くなりますし、身長が低い人ほどジャンプ力は高くなります。
ただし、身長が高い人はそもそもの高さがありますし、腕の長さ・リーチも長いので、身長差以上に有利になる面もあります。
もし、身長が低いことに悩んでいるなら、彼らとの身長差以上の高いジャンプ力を身につける必要があります。
なぜ、身長が低いほどジャンプ力が高くなるのか?
「身長が低いほどジャンプ力は高くなりやすい」と聞いても、信じられないかもしれません。ですが、もちろんそれには理由があります。
身長が低いほど、ジャンプ力が高くなるのは大きく2つの理由があります。
・体重が軽い
・手足が短い分、動作のスピードを出しやすい
それぞれ詳しく解説します。
体重が軽いと高く飛べる?
身長が低くなれば、体重も軽くなるのは当然です。そして、体重が重いほど、高くジャンプするのには障害になります。
実際に、重りを担いだ状態でジャンプしたら、高くジャンプできないと思います。同じように体重が軽くなれば、その分、高いジャンプ力を発揮しやすいのです。
身長が低ければ、体重も軽くなるので高いジャンプ力を手に入れやすいと覚えておいてください。
手足が短い分、動作のスピードを出しやすい
意外なポイントかもしれませんが、身長が低いと手足も短くなります。
手足が短けいのは普通に考えたら、リーチが短くなって
高い到達点に届きにくくなるように思うかもしれません。
しかし、ジャンプ力の高さで考えると、手足が短いのは有利なのです。
高いジャンプ力には最大パワーより、動作スピード
多くの人は、ジャンプする時に大きな力を発揮できれば高く跳べると信じています。
確かに、最大パワーの大きさは重要ですが、それよりも圧倒的に大事なのがジャンプの動作のスピードなのです。
ジャンプの動作スピードで、どれだけジャンプ力が変わるか?
例えば、同じ強さの反発力を持ったバネが2つあるとします。その両方のバネの上に、ボールを置きます。
片方のバネを縮ませた後にゆっくりと伸ばしたら、バネの上にあるボールは高く跳ぶでしょうか?跳ばないですよね。
もう一方のバネを縮ませた後に、さっと手を離して、バネが素早く勢いよく伸びたらどうでしょうか?ボールは高く跳びますよね。
これと同じです。
最大パワーはあった方が良いですが、それよりも圧倒的に大事なのは、ジャンプの動作スピードです。動作スピードが早ければ早いほど、高くジャンプする事ができます。
そして、素早い動作をするには長すぎる手足は不利になるのです。
やはり、身長は低い方がジャンプ力は高くなりやすい
軽い体重と、コンパクトな手足を持った人ほど、高いジャンプ力を手に入れやすいです。そう考えると身長が小さい人の方がジャンプ力が高くなりやすいのです。
私自身、身長はたったの169cmしかありませんが、垂直跳びでは86cmまで伸ばす事ができました。元々の垂直跳びの記録は、20代の日本人の平均の50cm以下の「46cm」でした。
しかし、1ヶ月で15cm伸び、3ヶ月で31cm伸び、その後トレーニングを続ける事で40cmも伸ばす事ができました。
身長が低い人こそ、高いジャンプ力を得るチャンス
「俺は身長が低いから」「高さでは大きい相手に勝てない」と思うのは、まだ早いです。身長が低いからこそ、自分より大きな相手をジャンプ力で超えていくチャンスがあるのです。
小さな身長の選手が、高いジャンプ力で大きな相手を超えていくのは、見ている方も非常にエキサイティングで見る人を魅了する力があります。
日本人自体が、世界的に見たら身長の低い民族です。しかし、身長が低いからこそトレーニング次第で、高いジャンプ力を手に入れられます。
ぜひとも高いジャンプ力でライバルや、世界を相手に戦っていきましょう!